近未来の図書館像

現代の図書館は、コンピュータの存在なしでは考えられないもの。海外の事例では、2001年、古代アレクサンドリア図書館の跡地に、エジプト政府が企画、UNESCOや周辺の地中海沿岸諸国の図書館の協力によってオープンした新アレクサンドリア図書館(ビブリオシカ・アレクサンドリナ)が挙げられます。

 

「知の創造と普及を担う優れた中心的存在に」「人と文化を結ぶ対話と相互理解の場に」を使命に掲げ、「世界がエジプトを知る窓に」「デジタル時代をリードする研究機関」を目標に据え、蔵書の中心であるアレクサンドリアとエジプト、アラブとアフリカに関する文献のデータベース化を進めています。

 

図書館の蔵書データベース化など、コンピュータは、1950年代からアメリカのMITによって実験が進められ、図書館情報技術とともに発展し、実用的なネットワークとして用いられてきました。1969年以降は、インターネットが登場してから、図書館のためのシステムとは異なる流れも加わりました。

 

インターネットに集中する多種多様・玉石混交の情報は、図書館における正確な情報の提供とは正反対の不確かさも備え、図書館には、絶えずそれらの情報を斟酌し、適切なものを取捨選択する義務が必要となりました。

 

以降、アメリカでは、数多くの電子図書館(e-library)が誕生、2002年、国立国会図書館の電子図書館がスタート。青空文庫、日本文学電子図書館などの提供も始まりました。

 

韓国では、2009年、国立中央図書館に、電子部門である国立デジタル図書館が登場しています。IpadやKindleが発表されたた2010年は、「電子書籍元年」の年となりました。

 

また、リアルな紙の図書館と、電子図書館を組み合わせた「ハイブリッド図書館」の先達である千代田区立図書館」による「千代田web図書館」が呼び水となり、「公共図書館による新刊やベストセラーの電子書籍の貸出の試験的運用」も、2013年中にはスタートしようとしています。

近未来の図書館像関連ページ

「公共図書館の運営」について
現在のわが国の図書館のありかたの基礎となったのが、1963年発行の「中小リポート」です。“中小リポート”は、図書館業界の通称名で、正しいタイトルは、「中小都市における公共図書館の運営」(編纂:日本図書館協会)。
「図書館法改正」以降の図書館政策
1950年に成立した『図書館法』は、2008年(平成20)年6月に、大幅な改正が行われました。改正の内容は、あらたに第7条の2「文部科学大臣は、図書館の健全な発展を図るために、図書館の設置及び運営上、好ましい基準を定め、これを公表するものとする」を新設。
電子書籍の貸出について
公共図書館で、話題の新刊や文学賞を受賞したばかりの作品を借りようとすると、数10人待ちで、2カ月ほど待たされるのは当たり前。借りることを諦めて、書店で購入する人も少なくありません。
図書館司書の仕事に対するモチベーション
多くの図書館司書は、「使命感を持って働いている」と答えていますが、「どんな使命を果たすために働いている」という質問には答えられないケースが非常に多いです。一部の図書館司書は明確に答えることは出来ますが、職場全体で共有はされていませんでした。
図書館司書と公務員の関係性
図書館司書も、基本的には地方公務員が担当します。例えば、公共図書館で図書館司書として勤務することを望むのであれば、公務員の採用試験に合格する必要がありますし、国立図書館で勤務を望むのであれば、図書館司書資格を取得後に、国家公務員の採用試験に合格する必要があります。
図書館司書になるための近道とは?
公共図書館や国立図書館で図書館司書として勤務するためには、公務員になる必要があります。公務員の場合、民間企業のように、履歴書と面接のみで採用が決まることはありません。
図書館司書の収入
私は、働きながら、大学の通信講座で科目履修し、念願だった図書館司書の資格を取得したばかり。これから、図書館司書への転職を目指しています。ただ、問題は、図書館司書の収入です。