図書館司書|資格取得後の採用までの流れ

公共図書館や学校図書館の司書・司書補として働くためには、司書資格を取得後に、さらに各自治体の採用試験である「公務員試験」を受験し合格することが必要です。

 

試験の合格後、図書館に配属され、晴れて図書館司書としてデビューできるわけです。実は、この試験が難関といわれています。正規の職員となると、募集人員が非常に少ない“狭き門”となっています。

 

ある県で司書の募集をかけたところ、わずか3人の定員に対して、出願者は54倍の162人にも上り、新聞にも掲載され話題となりました。だからといって、諦めるのは早いといえるでしょう。図書館司書を目指したからには、公務員になるための試験勉強にも力を入れましょう。

 

さらに、チャンスを得るために、希望する自治体のホームページには、まめに目を通すことが大切です。非常勤や嘱託職員の募集ばかりが目につくかもしれませんが、ある日突然、欠員の募集がかかるかもしれません。ぬかりなく情報収集をしないことには、将来も見えてきません。

 

国立国会図書館の場合は、人事院が行う国家公務員採用試験とは別に、同館が独自に実施する国家公務員採用試験(総合職と一般職があり)を受験し合格を目指します。

 

「資料保存専門職員」など、職種によって、そのつど募集が行われることもあります。希望者は、国立国会図書館のサイトのチェックを忘れずに実施しましょう。

 

また、公務員としての図書館司書への就職について書きましたが、大学図書館にも、採用試験があります。例えば、ある県立大学図書館では、1次試験で、教養試験(一般知識。および知能についての択一式による筆記試験)、専門試験(司書の専門的知識についての択一式・記述式による筆記試験)、論文試験(課題に対する理解力、思考力、表現力等についての論文試験)が課せられます。

 

1次試験の合格者には、2次試験が待っており、その後、個別の面接試験となります。司書は、一種のサービス業になります。人物試験などで、人間性もチェックされることを忘れてはいけないでしょう。